[組合News:005] (No.3 修正版)委員長就任の挨拶、学長選挙会 を終えて

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Date: Wed Jan 08 2003 - 11:31:27 JST


既に送信したNo.3ニュースの後半(「学長選挙会を終えて」)が未掲載でしたの
で完成版をお送りします。

組合ニュース 2003.1. 6No.3 通号2828号 龍谷大学教職員組合書記局

委員長就任の挨拶
                                                  高 橋  進

 「夢と働き甲斐のある大学づくり、連帯と協同、楽しい組合運動」をめざして

  「戦争の世紀」の 20 世紀から「平和と希望の 21 世紀」へという世界の人々
の期待に反して、01 年 9 月 11 日事件とアフガン戦争、さらにはアメリカによ
るイラク攻撃の予想など、またも「戦争の世紀」が懸念されています。
 国内ではバブル崩壊が示した「市場の失敗」「国家の失敗」にもかかわらず、
市場万能主義が社会や大学を覆っているかに見えます。他方、リストラの下で進
学の断念や社会人の学ぶチャンスが狭められつつあります。昨年の自殺者は 3
万人を超え、過労死も増大し、社会保障も不確実になってきています。小泉構造
改革の下、不況、倒産、デフレ、農村と弱者切り捨ての「改革」が進行していま
す。経常経費への私学助成は増えず、弱小大学の倒産は市場原理から当然と見な
され、特殊法人改革の名の下で日本育英会は廃止され銀行ローンに変えられよう
としています。このように、日本社会は恐るべき「構造改革」と危機の中にあり
ます。

 しかし、その底流では「新しいライフスタイル」「新しい労働スタイル」を求
める力が徐々に広がりつつあります。私たちはこのような状況下だからこそ、か
つて米国の公民権運動指導者 M ・ L ・キングが呼びかけた「ワシントン大行
進」のように、黒人も白人も、アジア系もメキシカン系も連帯し、手をつなぎ、
青空の下を声を一つにし、「私には夢がある」という道を共に歩むことが大切で
はないでしょうか。

 大学危機の時、困難に頭を下げて嵐が通り過ぎるのを待つのではなく、真正面
をしっかり向き、より良い社会と労働環境、夢と働き甲斐のある大学・職場をめ
ざして、大学で働く様々な人々が手をつなぎ、地域や保護者等と連帯し、ピンチ
をチャンスに変えてこそ、希望の明日があるのではないでしょうか。

 そのためには、私たちがまず変わる必要があります。そのことによって、「心
と時間の豊かな新しいライフスタイルと労働スタイル」を創造する職場、龍谷大
学が掲げる世界と地域・人間に貢献する「グローカル」大学を実現できる教育・
研究・人に資源を投入する大学にすることができます。

 組合活動は組合員の利益だけでなく、社会の共通利益を実現することに存在意
義があり、歴史的にはそのことによって社会から認知されてきました。その活動
を支え、担うのは個々の組合員です。今年は龍谷大学が大きな曲がり角にある年
であり、組合役員の責任の重さをひしひしと感じていますが、皆さんの力で楽し
くやっていきたいと考えています。ご協力をよろしくお願いします。

              ◆        ◆        ◆

学長選挙会を終えて

12月24日、次期学長が選出されました。本ニュースでは、学長選挙会を終え
ての感想を掲載したいと思います。学長選挙会を振り返って、感想・ご意見等が
ありました投稿をお願いいたします。みなさんで意見を交換できればと思います
。


学長選挙を振り返っての感想
選挙会の冒頭、各々の候補者から10分という限られた時間ではありましたが、
「抱負等の表明」がありました。候補者を普段よく知らない多数の選挙権者にと
って、この表明は投票を行う前の判断材料となる大変重要なものであったと思い
ます。
「抱負等の表明」をお聞きになられて、みなさんはどのような感想を持たれまし
たでしょうか? ひとつ明確にしてほしい点があります。それは、「抱負等の表
明」において、候補者である以上、消極的な発言を述べるべきではないというこ
とです。これからどちらの候補者を選ぼうかと真剣に耳を傾けている選挙権者に
とって、あまり「学長になりたくない」というような発言は耳を疑わざるをえま
せん。このような発言が本意ではなかったということを望むばかりです。
またフロアーから、候補者に対し質問の時間を今後は設けるべきではないかとい
う意見がありましたが、是非、次回の学長選挙会に向けて検討していただきたい
と思います。例えば、当日の投票前に行うというものもあれば事前に行う、また
は紙面によるインタビューを行う等さまざまな方法が考えられるでしょう。
要するに、大学のトップを選ぶという重要な投票行為を前に、候補者がどのよう
な政策を持ち、龍谷大学をどう舵取りしようとしているのかを確認したい、その
ための判断材料を一つでも得たいということなのです。
 今回選出されました学長には、是非ともリーダーシップを発揮され、龍谷大学
をリードしていただきたいと心より期待しております。事務職員A

以 上
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